清水寺 美しき「清水の舞台」

清水寺は、1994年に世界遺産登録をされた「古都京都の文化財」を構成する資産の1つです。その始まりは、778年に延鎮上人が音羽山に草庵を結んだことにあります。

参拝者を迎える正門である仁王門は応仁の乱によって消失したのちに15世紀末に再建されました。「赤門」とも呼ばれ、両脇には京都最大級の仁王像を配しています。

また、国内最大級の三重塔は847年に創建され、現在の建物は1632年に再建されたものです。

有名な清水の舞台は、もともとは本堂内の本尊に踊りや音楽を奉納するためのものです。急な崖に立っているこの舞台を長い束柱で支えており、この構造は「懸造」と呼ばれています。釘を1本も使わないことから、さびなどの腐食に優れ、さらに地震の揺れに対する耐久性も備えています。

思い切った行動をすることを「清水の舞台から飛び降りる」とよく言いますが、これは過去に願をかけて飛び降りる人が多く死者が後を絶たなかったため、1872年に京都府が禁止令を出しています。

京都観光のハイライトである清水寺は、高台寺や二寧坂など周囲にも見どころが多く、必ず訪れるべき場所と言えるでしょう。

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